相談事業

相談事業

ひとり親が「相談相手がいない」と答えた方は、母子家庭では約2割、父子家庭では約5割に上りました。
そう感じる人をひとりでも減らしたいという想いで、私たちは相談事業を始めました。

相談事業は、社会福祉振興助成事業(通称WAM助成)による令和4年度(補正予算)独立行政法人福祉医療機構助成金事業(地域連携活動支援事業)です。

事業テーマ:孤独・孤立に陥っている生活困窮者、引きこもり状態にある者、及び生活困窮家庭の子ども等に対し、社会的なつながりを構築・維持する
事業名:第3の居場所拡大と寄り添い機能の充実事業
事業内容:基幹的事業「公共冷蔵庫:みんなのれいぞうこ」を通して悩みを抱える個人や家庭に対し、「避難シェルター機能をもった第3の居場所」を提供しています。
悩みを共有できる仲間との出会いつくりや、居場所へ通常来ることができない子どもに対するアウトリーチ支援を行い、継続した見守り活動を通し、地域の有効な社会資源とつなげます。

『つなぐカサ』ができました

ゆっくり相談ができる場所、宿泊機能をもつ拠点です。
親子関係に煮詰まったとき、緊急に預かってほしいとき、個別で話を聞いて欲しいとき、どうぞいつでもご相談ください。

つなぐハウスと連携した新しい居場所『つなぐカサ』、「カサ」とはスペイン語で「お家」という意味です。
また「傘」ともリンクをさせ、雨がふったら「パッ」と寄り添い安心できる、そんな距離感をもつことができる居場所を目指しています。

※本事業は独立行政法人福祉医療機構(WAM助成)により運営をしています。

つなぐカサ(傘)とは

宿泊機能をもつ子どもと親の居場所です。利用は無料です。

貧困、疾患、障害、様々な理由から養育困難に陥る家族は少なくありません。全国的に児童虐待の相談件数は増加の一途をたどっています。

対応件数が増えると、重篤なケースを優先せざる負えなくなり予防介入的ができなくなります。

「ちょっとした支え」「行政からこぼれた悩みに寄り添う役割と居場所」さえあれば、危機を乗り越えていける家族もあります。そのサポートする拠点が「つなぐカサ」になります。

どんなことができるの・・・?

相談機能
ちょっと聞いて欲しい・・・
「電話相談にかけるほどでもないのだけど」などの子どもにも内緒の相談部屋としてご活用ください。

不登校など子どもの悩み、行政窓口に行ったけど腑に落ちない、受けているサービス関係者とのトラブル、育てにくさ、家族間の悩み・・・
行政サービスでも家族でもないスタッフですが、ペースに合わせた相談にのることが可能です。
(相談専門家4人も不定期に配置しています)

居場所機能
目の前にある「つなぐハウス」とは役割をかえています。静かに過ごしたい中学生や高校生に常時開放しています。
食事を一緒に作ったり食べたり、子ども食堂ならでは支援も可能です。

宿泊機能
親の夜勤で子どもが一人放置になる時間が長い、緊急入院、今日はうつで動けない、急な出張、会社面接で預かってくれる人がいない・・・。
様々な保護者の事情に応じて、柔軟に宿泊対応ができます。

家にかえりたくないとやってくる子、子どもと距離をとりたいという親もいます。
そんな時はつなぐカサを思い出してください。
(子どもの宿泊は、必ず保護者の了承のもとにお預かりをしています。)