公共冷蔵庫:みんなのれいぞうこ
夏も終わり秋に入ってしまいましたが・・・。
私たちはこの7月から休眠預金活用事業:新型コロナウイルス緊急支援事業2021「生活困窮者や社会的孤立者への支援
『コロナ禍における困難を抱える家庭へ食を中心とした生活支援事業 「みんなのれいぞうこ」による連携支援事業』を実施しています。
〇「みんなのれいぞうこ」とは…
生活困難感を抱える家庭へ支援をつなげることを目的とした「公共冷蔵庫」の取り組みです。
セキュリティのついた冷蔵庫から、自分の都合がいい時に、24時間いつでも非対面で食品を受け取ることができる新しいインフラです。
利用者に対して、スムーズで安全な情報配信をすめるために、独自のオンラインシステムを構築し、オンラインでの利用登録、情報配信、利用受付を実施します。
この事業は、特定非営利活動法人ボラみみより情報局と一般社団法人つなぐ子ども未来が、中部圏地域創造ファンドの助成を受け実施しています。
〇「みんなのれいぞうこ」が必要な背景
2020年から続く新型コロナウイルス感染症蔓延による社会の混乱は、多くの人々の暮らし、とりわけ低所得層の家庭や学生・個人へ、ひときわ大きな負担を強いてきました。
そんな中、子ども食堂などの市民活動団体が中心で行っている食料支援(=フードパントリー)は、収入減少や失業を余儀なくされ、経済的に困難を抱える多くの家庭への生活サポートとして、社会に広く役立ってきました。
しかし、「受け取り場所が遠くて、欲しくても取りにいけない」「仕事など時間的都合で受け取りに行けない」、「子ども食堂=貧困」というイメージから、「子ども食堂へ行くことに抵抗感がある」「困っていることを知られたくない」……など、利用することを妨げる心理的・物理的な壁があり、本当に必要としている家庭に届いていないこともわかってきました。
そこで、食料支援のハードルを下げ、より多くの本当は「困っているキモチ」を抱える家庭に寄り添い、食の面で生活を支援したいという思いでスタートしました。
〇「みんなのれいぞうこ」を通して実現したい社会
「みんなのれいぞうこ」による食料支援は「入り口」です。そこで出会う様々な困りごとを抱える人たちに対して、さまざまな団体が協力しあい、生活再建に向けての支援につなげたいと考えています。
既存の制度・行政の支援だけでは手が届かず、制度の狭間で苦しむ人たちを取りこぼさず、必要な支援につながれる環境をつくります。
また、食品の有効活用など、食品ロス問題の解決にもつながります。企業・NPO・市民一人ひとりが参画し、持続可能な社会をともに築いていくことを目指します。
~利用したい方~
(この年度末にかけて、システムを作成していきますので、いづれ登録の移行があることをご承知おきください)
その間は一時的に、つなぐ子ども未来「カラダづくり応援事業」のLINEに登録をしていただく形をとっています。
tsunagu.house01@gmail.com,メッセンジャー,インスタなど へ「みんなのれいぞうこ希望です」とご連絡をください。
勿論、ボラみみさんの方へのお問合せも可能です。
現在既に毎週設置が行われており、開始して2か月で総勢150家庭程に、少しずつですがお渡しをスタートしています。
利用者さんは、このシステムについて好評です。
「娘がうつ病になっていまして、中々目を離せないこともあるので仕事にならず、食材がいただけるの は本当に助かります。 コロナワクチン後遺症の可能もあり、検査やら病院やらに追われてます。食材は野菜、豆腐、納豆など日々使うものが多く助かりました。 野菜も2人だとスーパーで買うのをやめてしまうこともあるので量もちょうどよく嬉しいです。 れいぞうこの使い方もLINEでお知らせてくれるので分かりやすいです。」
「父子家庭です。お惣菜や野菜など、男手では買わないものも入っていて大変助かります」
「果物なんて久しぶりに食べました。昨日は娘と嬉しくて「おいしいね」と幸せな時間を過ごしました。ありがとうございました」
対面だと話がしにくい内容も、ONLINEならではで話をいただき、寄り添う形をとっています。
色々なご相談を受けたりしながら日々連絡を取り合い、行政支援から漏れてしまう方々へ向けた活動にしたいと思っています。
~企業も個人も、ご支援おまちしています~
年内には市内6か所に設置に向けて、現在2台目の設置(天白区)に控えています!
年間700~1000家庭の食糧支援を検討しています。
より多くの方にとって「今必要な」食品が提供できるよう、つなぐハウスの方では毎日食品食材の受け入れが可能な状態です。
是非、お寄せいただけると助かります。
またAmazonの欲しいものリスト
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/AOV0ZKV0GEQW?ref_=wl_share
こちらからも希望しています。
沢山のお困りの方々にちからをかしてください。
みんなが参加者になって持続可能な取りこぼしのない社会をつくりましょう。