つなぐ育英基金

桜も満開の感動が過ぎ、愈々学校という学ぶ環境も本格的にスタートします。

この春、法人では「つなぐ育英基金」をスタートし、制服支援を実施しました。

ランドセルなどを支援する形は世の中にありますが、各学校によって違う制服。個別にあった支援を実施するのは、なかなか難しいものです。

今回『みんなのれいぞうこ🄬』利用家庭から、以前から悩みを聞いていた「子どもの新生活へ金銭的なサポート」に踏み込みました。

「新しい制服だけでなく、部活や体操服などかなり資金が大変です。金銭的に助けてくれる先が何もない・・・」「補助が入るのはもっと後。今支援が欲しい」「夏服まで変えない」等、リアルな声に対応した返還金なしの基金です。

お蔭様で予定金額より大幅に超えたお力添えをいただく事ができました。希望者全員にお渡しすることができました。

皆さまのお力添えに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

後日談として、「こんな無謀な都合のよいものに、寄付金を出してくださる方はほとんどいないかも」と、発案をした代表者は心配をしていました。

しかしスピードある支援と、ニーズに寄り添った支援をしていくには、自己資金では足りないし・・・と寄付の呼びかけを実施。蓋を開けると、「私も若いころ苦労したから」「少しばかりだけど使ってください」「今、本当に物価高で大変だよね」「着るもの位、みんなと揃えてあげて」等、子どもの教育に寄り添ってくださる方々が、こんなに沢山いたことに、胸が熱くなる思いでした。本当に感謝ばかりです。

基金を受けた子ども達が、何か苦しいことに向かったとき、「助けてくれる人が社会にはいる」「ひとりじゃない」ということを思い返して欲しい。「あなたを応援している」というメッセージが届く事を願っています。

春の桜と共に、子ども達の笑顔の写真が沢山届いています。

子どもの教育環境をサポートするために、地道な活動として継続していきたいとおもっています。